中級者による切手分類 奥の細道 



 松尾芭蕉・伊賀上野城・俳聖殿
 日本 2002


 序草の戸も住替る代ぞひなの家
旅立ち行春や鳥啼魚の目は泪
草加

室の八島

日光あらたうと青葉若葉の日の光剃捨て黒髪山に衣更
暫時は瀧に篭るや夏の初
那須かさねとは八重撫子の名成べし
黒羽夏山に足駄を拝む首途哉
雲巌寺木啄も庵はやぶらず夏木立
殺生石野を横に馬牽むけよほとゝぎす
10芦野田一枚植て立去る柳かな
12白川 卯の花をかざしに關の睛着かな
13須賀川風流の初やおくの田植うた世の人の見付ぬ花や軒の栗
14安積

15信夫早苗とる手もとや昔しのぶ摺
16医王寺笈も太刀も五月にかざれ帋幟
17飯坂

18笠島笠島はいづこさ月のぬかり道
19武隈の松桜より松は二木を三月越し
20仙台あやめ艸足に結ん草鞋の緒
21多賀城

22塩竃

23松島松嶋や鶴に身をかれほとゝぎす
24石巻

25平泉夏草や兵どもが夢の跡卯の花に兼房みゆる白毛かな 曾良
五月雨の降のこしてや光堂
26尿前の関蚤虱馬の尿する枕もと
27尾花沢涼しさを我宿にしてねまる也這出よかひやが下のひきの聲 
まゆはきを俤にして紅粉の花蚕飼する人は古代のすがた哉
28立石寺閑さや岩にしみ入蝉の声
29大石田

30最上川五月雨をあつめて早し最上川
31羽黒山有難や雪をかほらす南谷
32月山

33湯殿山涼しさやほの三か月の羽黒山 雲の峯幾つ崩て月の山
語られぬ湯殿にぬらす袂かな湯殿山銭ふむ道の泪かな
34酒田あつみ山や吹浦かけて夕すゞみ暑き日を海にいれたり最上川
35象潟象潟や雨に西施がねぶの花汐越しや鶴はぎぬれて海涼し
象潟や料理何くふ神祭 曾良蜑の家や戸板を敷て夕涼 低耳
波こえぬ契ありてやみさごの巣
36越後路文月や六日も常の夜には似ず荒海や佐渡によこたふ天河
37市振一家に遊女もねたり萩と月
38那古の浦わせの香や分入右は有磯海
39金沢塚も動け我泣声は秋の風秋涼し手毎にむけや瓜茄子
あかあかと日は難面もあきの風
40小松しほらしき名や小松吹萩すゝきむざんやな甲の下のきりぎりす
41那谷寺石山の石より白し秋の風
42山中山中や菊はたおらぬ湯の匂ゆきゆきてたふれ伏とも萩の原
今日よりや書付消さん笠の露
43大昌寺終宵秋風聞やうらの山 曾良庭掃て出ばや寺に散柳
44汐越の松物書て扇引さく余波哉
45永平寺

46福井

47敦賀月清し遊行のもてる砂の上名月や北国日和定なき
48色浜寂しさや須磨にかちたる浜の秋波の間や小貝にまじる萩の塵
49大垣蛤のふたみにわかれ行秋ぞ