中級者による切手分類 詩歌編


短歌

伊勢大輔・後徳大寺左大臣・凡河内躬恒・山部赤人・周防内侍
日本 2006


紀貫之・持統天皇・猿丸大夫・源兼昌・二条院讃岐
日本 2007


紫式部・藤原実方朝臣・清少納言・大納言公任・和泉式部
日本 2008


斎藤茂吉
与謝野晶子

陸奥をふたわけざまに聳えたまふ
蔵王の山の雲の中に立つ
霧の夜の哀れなりける月に似て
青く曇れるいたどりの花
日本 2003
日本 1992



西田幾多郎
わが心深き底あり喜びも憂ひの波もとどかじと思ふ
日本 1995



俳句・俳諧                  →奥の細道編も参照



正岡子規
中村汀女
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
外にも出よふるるばかりに春の月
日本 2002
日本 2000



小林一茶
加賀千代女
痩蛙まけるな一茶これにあり
朝顔やつるべ取られてもらひ水
日本 1994
日本 2003



詩(詞)

島崎藤村
千曲川旅情の歌
     小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ 
    緑なすはこべは萌えず若草も籍くによしなし
    しろがねの衾の岡辺日に溶けて淡雪流る

    あたゝかき光はあれど野に満つる香も知らず
    浅くのみ春は霞みて麦の色わずかに青し 
    旅人の群はいくつか畠中の道を急ぎぬ

    暮行けば浅間も見えず歌哀し佐久の草笛 
    千曲川いざよう波の岸近き宿にのぼりつ
    濁り酒濁れる飲みて草枕しばし慰む

日本 1993



高村光太郎
道 程
    僕の前に道はない
    僕の後ろに道は出来る
    ああ、自然よ
    父よ
    僕を一人立ちにさせた広大な父よ
    僕から目を離さないで守る事をせよ
    常に父の気魄を僕に充たせよ
    この遠い道程のため
    この遠い道程のため
日本 2000



金子みすゞ
大 漁
     朝焼小焼だ 大漁だ
     大羽鰮の 大漁だ

     浜は祭りの ようだけど 
     海のなかでは 何万の 
     鰮のとむらい するだろう



相馬御風
春よこい
    春よこい 早くこい
    歩きはじめた みいちゃんが
    赤いはなおの ジョジョはいて
    おんもへ出たいと 待っている

    春よこい 早くこい
    おうちの前の 桃の木の
    つぼみもみんな ふくらんで
    はよ咲きたいと 待っている
日本 1995



宮沢賢治
雨ニモマケズ (没後発見のメモだが一般には詩とされている)
     雨ニモマケズ
     風ニモマケズ
     雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
     丈夫ナカラダヲモチ
     慾ハナク
     決シテ瞋ラズ
     イツモシヅカニワラツテイル
     一日ニ玄米四合ト
     味噌ト少シノ野菜ヲタベ
     アラユルコトヲ
     ジブンヲカンジョウニ入レズニ
     ヨクミキキシワカリ
     ソシテワスレズ
     野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
     小サナ萱ブキ小屋ニイテ
     東ニ病気ノ子供アレバ
     行ツテ看病シテヤリ
     西ニ疲レタ母アレバ
     行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
     南ニ死ニソウナ人アレバ
     行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
     北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
     ツマラナイカラヤメロトイヒ
     ヒデリノトキハナミダヲナガシ
     サムサノナツハオロオロアルキ
     ミンナニデクノボートヨバレ
     ホメラレモセズ
     クニモサレズ
     サウイウモノニ
     ワタシハナリタイ


日本 1996