2007年5〜6月 モロッコ 知っ得情報集
ここでは自分が現地で気が付いた、モロッコという国全体に言える事を取り上げています。
情報というよりも、モロッコにおける一般的な注意点とか、気が付いた事を書いております。
金額はインフレ率の高い国なので、半年もすれば違ってきますので考慮しておいて下さい。
※ モロッコの基本外国語はフランス語。
モロッコは長年フランスの保護国(植民地)と成っていたので、基本的な外国語はフランス語です。
大きな町や観光地などに住む殆どの人がフランス語を喋ります(片言とか単語だけの人が多い)し、
町中の表記もアラビヤ語とフランス語に成っており、英語は殆ど見かけませんでした。
外国人相手のレストランやカフェのメニューもフランス語に成っています。
北部ではスペイン語を喋る人が多く、スペイン語で表記されている処もあります。
英語を喋れる普通の人は少なく、英語が出きるのは外国人を相手にした人か、
学生や若者にいるくらいです。南部の砂漠地帯ではベルベル語を喋れる人が多くいます。
モロッコの人は普通の人でも2〜3の言語が喋れ、中には4〜6の言語を喋る人がいます。
我々旅行者はある程度の、フランス語の単語と簡単な会話が必要に成って来ます。
簡単なフランス語の辞書を持って行くと何かと便利でしょう。
フランス語はモロッコだけでなくアフリカを旅する時には必要な言葉と成ります。
※ 持っていくお金と両替に付いて。
モロッコでは全国的に何処の町でも、何処の銀行でも、両替率は同じになっています。
現金でもトラベルチェックでも同じで、トラベルチェックも殆どの処で手数料を取られません。
ある程度の大きさの町には銀行があり、とても簡単に両替が出来ます。
又郵便局でも両替が出来ますが、これは他の国では余り例が無く、とても便利です。
トラベルチェックは、小さな町の銀行の支店によっては替えてくれない処が有ります。
トラベルチェックの両替は大きな町の、メインと成る様な大きな支店へ行くのが正解です。
カードでのキャッシングは殆どの銀行や郵便局のATMで行うことが出来ます。
現金は世界の主要な通貨だったら何処の金融機関でも両替してくれます。
日本円の現金も、殆どの所で簡単に両替してくれますので、
リスクの無い程度の金額だと、日本円の現金を持って行く事をお勧めします。
日本国内で一旦外貨へ替えたり、トラベルチェックにすると手数料が掛かります。
帰国時には、余ったモロッコ通貨はドルやユーロ等外貨へ再両替をしておく必要が有ります。
モロッコ通貨の海外への持ち出しは禁止されていますし、出国の時に聞かれる事があります。
※ 国内移動手段の鉄道と長距離バス。
★ 鉄道(ONCF)。
列車本数は中国等と違って多く有り、定刻運行のうえ、バスよりも早いので利用価値があります。
車両は、2等の中にはひどいものも有り、中国以下で、インド、タイなみの車両が有ります。
2等料金は民営バスと同じか、若干高いくらいですが、バスよりも身体はとても楽です。
2等でも殆どの車両に冷房(弱い)が入っていますので民営バスよりも快適に過ごせます。
切符は原則として駅の窓口で買いますが、車内でも買えます。
車内では必ず検札が来ますので、切符は無くさないようにして下さい。
切符には自分の行先駅名以外に、乗換が有る場合は、乗換駅名が書かれています。
そして乗る列車と、乗り換える列車の列車番号が書かれているので、
その列車番号と最終行先地名をホームの電光掲示板で確認して下さい。
大きな駅では列車名と行き先、発車時間などの電光掲示板がホームにあり、
比較的解り易く成っています(ホームに電光掲示板が無くても時刻表は表示されている)。
駅のホームには駅名が書かれていない(駅舎の上に書かれている所もある)ので、
列車がホームへ入る時に、ホームの両端にある駅名の書かれた看板を注意して見ておいて下さい。
時刻表で自分の降りる駅のひとつ手前の駅名をおぼえて置くと焦らずに済みます。
駅構内の電光掲示板に、同一時間に2つの行き先が表示されている列車は、
途中の分岐点で車両が切り離されたり、乗換があり、行き先が違ってきますので要注意です。
切符を買う時か、検札の時に確認すると良いでしょう(外国人だと向うから教えてくれる)。
★ 公営バス(CTM)。
公営バス(CTM)は同一路線における運行本数が少なく、料金も民営バスに比べて
10〜20%ほど高いのですが、車体が新しくて綺麗で、冷房が効くので暑い時期には有効です。
民営バスと違って、途中で客を拾うという事をしないので、民営バスよりも早く着きます。
大きい荷物はトランクへ入れなければなりません。荷物を計量して料金を取られますが、
普通のバックパックでしたら、距離にかかわらず大体5DH(約75円)です。
その際荷物用のレシート(切符)を発行してくれ、タグを付けます(飛行機と同じ扱いです)。
公営バスは大なり小なり専用のバスターミナルを持っておりますが、
町によっては民営のバスターミナルを間借りして使用している所もあります。
切符は原則として車内ではなく、バスターミナルや専用バス停の切符売り場で買います。
切符を買いますと、発車までは待合室で待ち、時間になると改札が始まります。
民営バスとは違い、自分の乗るバスを探す手間と不安がなくとても楽です。
★ 民営バス。
民営の場合は大きなバスターミナルでも小さなバスターミナルでもシステムは大体似ております。
ターミナルビルの中には、番号が振られた小さな窓口(ブース)がたくさんあり、
それぞれのブースには民間バス会社が一社入っていますので、
自分の行きたい町へ行くバスを運行している会社を見つけだす必用が有ります。
ブースのガラス窓には、行き先や発車時間などがたいてい書かれています。
同一路線でも、数社の民営バスが走っている場合がありますので、
一社にこだわらず、他の会社の運行時間と料金も調べてみると良いでしょう。
料金は使用する車両の良し悪しで違ってきます(これは中国の民間バスと同じ)。
切符はバス会社の窓口だけでなく、行きたい所へ行くバスを見つけて、
そこで車掌から買うことも出来ますし、時間が無い時は飛び乗って車内でも買えます。
民営バスでも強制的にリュックをトランクへ入れさせられます(料金は大体5DH=75円)が、
ある程度の大きさだったら車内へ持ち込めます(発車時間に近いと特に可能です)。
民営バスは行き先がアラビア文字でしか書かれていない事が多く(地方ほどこの傾向が強い)、
自分の乗るバスは、適当に、近くに止まっているバスの車掌などに聞いて探し、
目的のバスを見付けたら、そのバスの車掌や乗客に再度確認してから乗る必要が有ります。
民営バスは発車時間になってホームを離れても、客拾いのため、
バスターミナル出口のゲート付近にしばらく止まっている事が多いので、
発車時間に間に合わなくても、数分以内だったらゲートへ行くと乗れる可能性が有ります。
※ タクシーに付いて。
モロッコには「グラン・タクシー」と「プチ・タクシー」という二種類のタクシーがあります。
「グラン・タクシー」は大体がベンツの大型車(6人乗りの普通車)を使用しており、
「プチ・タクシー」は4人乗りの小型車(軽自動車)を利用しております。
タクシーの色はそれぞれの町により統一されております(これはテリトリーを守る為と思われる)。
「グラン・タクシー」は比較的長距離を走り、相乗り制になっています。
メーターは付いておらず、距離や道路の難易度で料金が決まってきます。
5〜6人乗りで、その区間の料金を5〜6等分した料金を払いますが、
乗る人数が少ないとそれだけ割高になりますし、貸切の場合は5〜6人分払う事に成ります。
タクシーをチャーターする場合は、この「グラン・タクシー」に成ります。
「プチ・タクシー」は市内だけしか走ることが出来ず、市外へは行けません。
大きな町ですとメーターで走りますが、小さな町ではメーターは無く、
大体の相場が決まっています(町により同じ距離でも料金が数倍と大きく違います)。
方向が同じだと「グラン・タクシー」と同様に、相乗りに成る事も有ります。
メーターにしろメーター無しにしろ、事前に、地元の人に相場を聞いておく必要が有ります。
「グラン・タクシー」にしろ「プチ・タクシー」にしろ、外国人と見るとボル事しか考えておらず、
町によっては運転手やタクシー乗場の仕切り屋など、全員がグルに成っています。
かなり悪質なので、モロッコは他の国よりも注意が必要な国です。
値段を聞いて怪しいと思ったら、乗らないか、乗っても降りてしまい、
少し場所を換えて、次の車を探すべきです(何台かに当たってみると相場が見えてきます)。
駅前や街中のタクシー乗場にたむろしているタクシーよりも、
町外れで捕まえたり、流しのタクシーを捕まえた方が、ぼられる事が少なく安全です。
※ インターネット事情。
モロッコではどんな小さな町へ行ってもインターネット・カフェがあります。
砂漠の中の小さな村であるメルズーガですら2軒のインターネット・カフェがありました。
このインターネット・カフェの多さはメキシコ以来で驚きました。
モロッコでは、インターネット・カフェは「サイバー・カフェ」と呼ばれており、
殆どの店には「INTERNET」とか、「CYBER」と書かれた看板が出ています。
インターネット以外にIP電話やテレビ電話、FAX等を扱っている店が殆どです。
何処の店でもマシンは古いが、OSは殆どがウインドウズXPでした。
スピードはマチマチで、ADSLの入っている処ではソコソコ速い処もありました。
大きな店は少なく、マシンの数は6〜10台程度という店が殆どです。
料金は1時間5DH(約75円)が平均でしたが、中には10DH(約150円)以上とる店もあるので、
入口や店内に料金を掲示していない店では事前に料金を聞く必要があります。
モロッコでは我々に馴染みの無い、フランス語版のキーボードが使われており、
キー・トップにはフランス語とアラビア語が書かれております (ーー;)
フランス語版は、英語版とはアルファベットの文字の配列も違いますので、
言語をフランス語から英語に切換えますと馴染みのキー配列になります。
それでも特殊記号が出ない場合は店の人に聞くと良いでしょう。
店の人の技量は、かなりの人も居れば、まるで解っていない人もおり、その時の運不運です。
※ 安宿に付いて。
チェックインする時にパスポートを出すと、殆どの宿が宿帳や宿泊カードを書いてくれます。
その時に職業と、何処から来たか、何処へ行くか等を聞かれます。
町によっては日本の現住所とサインを書かされる事があります(カードの様式は町によって違う)。
宿泊料金は、大きな町では前払い、地方はチェック・アウトの時に払う処が多い様でした。
メディナなどに在る、古い土壁で出来ている建物の安宿は、部屋がとても狭い事が多く、
ベッドの他に僅かなスペースが有るくらいです。家具は小型のテーブルと椅子のみです。
部屋にコンセントが無い事が多く、特にメディナの中にある古い土壁の建物を宿にした所は
コンセントが有りません。土壁(レンガやブロック)でも新しい建物にはコンセントがあります。
コンセントは殆どがSE型で、たまにC型とか、C型とA型を兼用したコンセントもありました。
古くからある建物の安宿の殆どがシャワー・トイレは共同に成っております。
しかし、なぜか部屋に洗面台が付いている場合が多々あります。
新しい建物の安宿にはシャワー・トイレ付の部屋があります。
共同のシャワーも無い様な安宿がありますが、これは近くにあるハマム(銭湯)へ行くからです。
この様な安宿は、本当にモロッコ人用の安宿で、外国人を意識せずに作られた宿屋です。
シャワーの無いこの様な安宿に泊まって、現地人の雰囲気を味わうのも又一興でしょう (^_^)
お湯の出るシャワーを持っている宿でも、お湯が24時間出る宿は少なく、
普通は夕方17時頃から翌日の朝10時頃までという処が多いようです。
お湯シャワーが有る宿では、お湯の出る時間をチェックインの時に確認しておく必用があります。
※ 公衆トイレに付いて。
鉄道の駅やバスターミナルには公衆トイレがあり、町中にも所々にあります。
トイレの看板はアラビア語で書かれていますが、「WC」と併記されていることが多く、
また文字の読めない人もいるので、今では世界標準となっている、
男女の人間の形をしたマークが書かれていますので直ぐに解ります。
トイレを探す時は、言葉が喋れなくても紙に「WC」と書けば教えてもらえます。
公衆トイレは全て有料で、番人がいます。使用料は全国的に1DH(約15円)と成っており、
中国やタイ等東南アジアの2倍の料金になっていて、意外と高いものです
(それで立小便をする者が多く、街壁(城壁)や路地の建物の物陰は小便臭い所が多い)。
地方の公衆トイレは殆どのところが「アラブ式」と呼ばれている和式の形式です。
トイレは水洗ですが、自動式ではなく、小さなバケツに水を汲んで、自分で流すシステムです。
掃除は行き届いており結構綺麗なもので、中国の田舎と違って安心して用をたす事ができます。
ヨーロッパ並にカフェでお茶でも飲むと、カフェのトイレが無料で使えます。
長距離バスが長時間休憩する処(サービスエリアやガソリン・スタンド)にある
レストランのトイレや、ガソリンスタンドのトイレは無料でした。
※ モロッコを旅していて気が付いた事。
★ サンダルよりも靴。
モロッコを旅行する時は、たとえ暑い時期でもサンダルよりもスニーカー等の靴が良いでしょう。
というのはメディナや遺跡を歩く時は足元が滑り易く(敷石がツルツルに摩滅している所がある)、
ガラスの破片等が散らばっており、とても危険なので、足を覆ってくれる靴の方が安全なのです。
サンダルを履く場合は、材質が柔らかく、底の薄いビーチ・サンダルではなく、
底が厚くて硬い、滑りにくい様に成っている物が良いでしょう。
★ カフェに付いて。
モロッコは長年フランスの保護国(植民地)だったので、フランス文化の影響が強く、
カフェもそのひとつです。カフェはどんな町にも在り、朝から男達の溜まり場になっています。
このカフェはとても使い道のあるもので、モロッコ旅行では大いに利用すると良いでしょう。
たった一杯のコーヒーやカフェオレ、ティ(何処へ行っても平均5DH=約75円)を頼めば、
歩き草臥れた時には休憩所として利用できます。トイレへ行きたい時や、
朝や昼の軽食をとる時に(サンドイッチやパン、お菓子等の持込は自由)利用できます。
そしてその土地の情報を得る場所としても有効です(土地の暇人が大勢集まっているので (^^;)。
コーヒーはどんな小さな町のカフェでもエスプレッソで、デミタス・カップなどという
洒落た物は無いので、普通のガラスコップに少し(3〜4cmほど)入ってきます。
ティは普通小さな金属のポットに入ってきて、小さ目のガラスのコップで飲みます。
カフェオレはガラスのコップに入ってきますが、店によってコップの大きさが大分違い、
牛乳が別のコップに入ってくる店もあります。冷たいソフト・ドリンクは各種揃っています。
★ 町の小さな食料品店。
モロッコの街中にはスーパーやコンビニなどが殆ど無く、殆どが小さな個人商店です。
食料品店などは、殆どが間口2〜3m程の小さな店ですが、この食料品店が曲者なのです。
正面のガラスケースの上にパンを置いている店では、頼むとサンドイッチを作ってくれます。
チーズとかツナやイワシの缶詰、店によってはソーセージも切って入れてくれます。
もしケースの上に卵が置いてあれば、それはゆで卵で、これもサンドイッチ用です。
そこに住む庶民は昼食や夕食の時に、気軽に作ってもらい、持ち帰ったり、店で食べています。
店によっては既成の缶や瓶の飲物だけでなく、牛乳やジュースのコップ売りをしたり、
ティ(紅茶やミント・ティ)を作ってくれますが、こうなると完全に立ち食いの軽食堂です。
モロッコの庶民感覚の食生活を味わって見たい人は、是非食料品店をお試し下さい。
一般庶民はモロッコの代表料理と言われているタジンやクスクスなど滅多に食べません。
★ 食べ物には時間が決まっている。
1日中同じ物がある日本と違って、食べ物には朝昼夜とそれぞれ供される時間帯が有ります。
例えばスープ(通常「ハリラ」と呼ばれているが、現地人は外国人に対してベルベル・スープと言い、
メニューにも SOUP と書かれている)は朝のもので、夜でも食べられるのは特別な店だけです。
ドーナツも甘い物は夕方で、塩味の小型の物(これは主食)は朝と夕方に作られます。
エスカルゴやスイーツ関係の屋台は、夕方から夜に掛けて出てきます。
サンドイッチ専門の屋台は昼飯時と夕方から夜に掛けてだけ出てきます。
この様に注意して見ていますと、何が何時頃に食べられているか解ってきますので、
その時間帯に合わせて欲しい物を買いましょう(その時間帯を逃すとその日はもう買えなくなる)。
※ モロッコ旅行の要注意点。
★ ゲストハウスで気が付いた事。
モロッコで泊まった安宿の鍵は、我々が日本で使い慣れているシリンダー式の鍵と違って、
鍵を2回転、もしくは3回転しないといけない様になっています。
1回転でも閉まりますが、それでは鍵のバーが半分しか入っていない状態になります。
何回転式かは鍵が動かなくなるまで回して試すと良いでしょう。
トイレは水洗ですが、水圧の低い所があり、紙は流さない方が安全です。
特に屑籠が置かれているトイレでは絶対に流さない方が良いでしょう。
紙を使う時は、水に溶けないテッシュペーパーは絶対に使わずに、
水溶性の現地のトイレットペーパーを、1枚ずつ小さく切って使う方が流れ易いです。
アラブ式(又はトルコ式とかインド式とか和式とも言う)トイレでは、
インドと同じように、水を使った左手方式が、昔からの正式な使用法のようです。
アラブ式の場合は、自動水洗は殆ど無く、バケツに水を汲んで自分で流すシステムに成っています。
★ 町中で気が付いた事。
大きなお金。
町中での買い物には100DH札はとても使いづらく、相手がお釣に困る事が多々あります。
まして最高額の200DH札などは大きな店やバスターミナル、ホテル等でしか使えません。
露店などでは50DH札でもお釣に困る事が有り、もっとも使い易いのは20DH札と10DHコインです。
機会が有れば出来るだけ高額紙幣を崩して20DH札と10DH、5DHコインを用意しましょう。
物価の基本単位はタイの20バーツと同じように、5DHに成っていることが多かったです。
屋台や露店などで買物をした時に、値段が解らない場合は20DH札を出すとたいていお釣が来ます。
バスターミナルで寄ってくる人。
民営バスターミナルで近づいて来て、乗るバスの切符売り場を教えたり、
乗るバスを教えたりする人が居ます(CTMでは居ない)が、これは親切心からではなく、
金が目的で、大体5DH(約75円)ほど要求してきます。これは彼らの商売なのです。
声を掛けてくる人。
商店街や町中でなどで近づいてきて「マイ・フレンド、アミーゴ、友達」などと
声を掛けてくるあなたの友達は、みんな悪友なので相手にしない事です (^^;
「ジャパン、ニホンジン、コーリャ、チーナ」とか、「コンニチハ、サヨナラ、ヤクザ」などと
声を掛けてくる者が非常に多いのですが、いちいち反応を示していたら切りが無いので、
無視して歩いた方が良いでしょう(田舎やメディナの裏路地の住宅地などは別です)。
返事をしたり反応を示すと、自分に興味を持ったと思い次の段階に入ってきますので要注意です。
相手は自分の言った事に反応を示すのが面白くて声を掛けてくるのです。
見ていますと、このような声掛けは東洋人に対してのみ行われるもので、
欧米系の白人や黒人に対しては殆ど行いません(東洋人が珍しいせいもあります)。
私設ガイド。
モロッコの悪名高かった私設ガイドは、今では殆どいなくなり、
表立って「ガイドをする」と言い寄って来る者は殆どいなく成り歩きやすくなりました。
しかし、コソコソと寄って来て、小声で「ガイドをしてあげる」とか、
「何処其処へ案内してあげる」という者がいます(この場合は殆ど英語で言って来る)。
全ては金に。
道を聞いたりして教えてもらうと、金を請求して来る者がいますし、
写真を写すだけでなく、カメラのシャッターを押してもらうと金を要求します。
ちょっとでも何かをしてもらうと金を請求してきます。
これはインドや中国、東南アジアなどでは余りない事で、
モロッコでは何かをしてもらうと、全て金に結びつけてきますので要注意です。
子供。
子供達は外国人と見ると「アン・ディラハム(1DH=約15円)」と言って金をせびったり、
「ボンボン」と言って飴などを要求しますし、大人でもタバコやお茶をせびる者が居ます。
彼らには悪気が無く、駄目元で言ってくるので、相手にしないか、はっきり断る必要があります。
この様なうっとうしさはインド以上で、同じイスラム国でもエジプトやパキスタンには余り無く、
「モロッコとはこういう国なのだ」と割り切って動く必要があります。
子供は置き引きなどの物とり、スリ、睡眠薬強盗などの相棒として使われている場合が有ります。
モロッコだけでなく、外国では相手が子供だからといって気を許さない様にして下さい。
スリ。
モロッコはとてもスリの多い国で、これは東南アジアやインド以上です。
人の混むメディナには何処でも必ずスリが居る、と思って間違いないでしょう。
昼間よりも夕方から夜に掛けて、人出が多くなり混雑して来た頃に特に出てきます。
外国人は特に狙われやすいので気を付けて歩いてください。
スリは1人ではなく、2人とか数人で組んでやることが多いので、
声を掛けてきたり、目を逸らす為に自分の気を引くような行為をする人間よりも、
その後から来る人間や、自分の周りに居る人間に注意をする必要が有ります。
※ モロッコの世界遺産と見所に付いての私感。
1ヶ月間近くモロッコ各地を旅してきて、これからモロッコへ行こうという人への
見所とかコースに付いてのアドバイスですが、これはあくまでも私感です。
はっきり言ってモロッコという国には「これぞ!」という様な、目玉になる様な見所が有りません。
エジプトのピラミッドやルクソール神殿、トルコのカッパドキアやパムッカレ、
カンボジアのアンコール・ワット的な、決定的な見所がひとつも無いのです。
モロッコには七つの世界遺産が有りますが、そのうち「マラケシュ」、「フェズ」、「メクネス」、
「ティトゥアン」、「エッサウィラ」と七つのうち五つが、全てメディナが対象になっています。
色々とメディナを見て来ますと、「もうどうでもいいや」という気持ちに成ります。
特に「マラケシュ」と「フェズ」は客引きなどうるさくて旅のムードを壊されます。
この五つのメディナの中で「ティトゥアン」だけが観光客を意識(相手に)せず、
中世からの自分達の生活の為に生きているメディナと言えるでしょう。
しかし、門や街壁、モスクなど、綺麗で壮大な見所はひとつも有りません。
従って観光客も少ないという状態ですが、メディナとかスークを実感するならここに限るでしょう。
もう2つの世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」、「ヴォルビリス遺跡」は
クサル(要塞村)と古代ローマ都市遺跡というメディナとは異質なもので、どちらも見所と言えます
(どちらもスケールの大きな物、見栄えのする物ではありませんので、過剰な期待はしない様に)。
モロッコにおいて沈没地的な、静かで落ち着いた場所としては砂漠の村「メルズーガ」と
港町「エッサウィラ」、そして高原の町「シャウエン」と「メクネス」が上げられるでしょう。
この4ヶ所の中では「メクネス」が一番町が大きくて、日常生活における選択の余地が多く、
見所も多くて変化に富んでおり、生活をしていて飽きの来ない町と言えるでしょう。
ここでモロッコ旅行における旅の目的地としてのベスト・セブンを選ぶと、
町では「シャウエン」「ティトゥアン」「エッサウィラ」「メクネス」で、これに異質な場所として
「アイト・ベン・ハッドゥ」「メルズーガ」「ヴォルビリス」を加えて7ヶ所と成ります。
モロッコ旅行へ出かける時の、目的地を選ぶ参考にしてみてください。
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