2007年5〜6月 カサブランカ、ラバト 最新情報集
ここではカサブランカと首都ラバトについて、気の付いたことを取り上げています。
私的な町の印象や見所、交通機関、安宿など気が付いた事を書いております。
金額はインフレ率の高い国なので、半年もすれば違って来ますので考慮しておいて下さい。
交通機関の運行本数や時間も変わってきますので、ひとつの目安として下さい。
※ カサブランカの町に付いて。
カサ・ブランカ(スペイン語で「白い家」)はモロッコ人から通常CASA(カサ)と呼ばれています。
カサブランカという町は、モロッコで1番大きくて、1番有名な町ですが、
それは映画「カサブランカ」の影響で、町としては一番見所の無い、面白くない町です (^^;
観光の目的地としてカサブランカの町を訪れる観光客は殆どいないと言えるでしょう。
首都のラバトですら毎日団体さんが観光バスで観光巡りをしておりましたが、
カサブランカでは見る所が無いので、その様な団体観光客の姿は一度も見た事が有りません。
カサブランカはこれと言った史跡、遺跡、歴史的建造物、自然景勝地などが何も無く、
はっきり言って、この町はモロッコ出入国の時に1泊もすれば良い町と言えます。
メディナでは多くの個人旅行者を見かけますが、それらの人は他の国から着いたばかりの人か、
これから外国へ飛び出す人か、モロッコの観光地へ出かける為に一時的に居る人達だけです。
従ってカサブランカの新市街の街中や、メディナの中には、マラケシュやフェズの様に、
外国人観光客を相手とした様なレストランやカフェは殆ど見かけませんでした。
カサブランカという町の繁華街はメディナと、国連広場からムハンマド5世広場に掛けての
新市街と、東南部の新市街であるハッブース街の3ケ所に分かれますが、
旅行者に関係する場所はメディナと、それに続く新市街の一部でしょう。
旅行者が滞在生活をするために必用な物は全てメディナに揃っています。
銀行、郵便局、旅行会社、領事館、CTMバスターミナルなどは新市街に集まっております。
※ カサブランカからの列車。
★ ふたつの駅と列車の有効性。
カサブランカには「カサ・ポール」と「カサ・ヴォワジャー」という2つの駅が有りますが、
ムハンマド国際空港からの列車はカサ・ヴォワジャー駅を経由してアイン・セバー駅へ着きます。
カサ・ポール駅へ行く人は、アイン・セバー駅で乗り換えます(たまには直通列車もある)。
フェズ、ラバト方面からのカサブランカ行き列車は直接カサ・ポール駅へ到着します。
カサ・ポール駅の方がメディナや新市街へ歩いて行ける距離にあるので旅行者には便利です。
従ってフェズ、ラバト方面や空港からカサブランカを目指す人はバスよりも列車の方が有利です。
メディナや新市街に宿をとっている人は、空港へ行く時はバスよりも列車の方が便利ですし、
マラケシュやラバト、メクネス、フェズ、タンジェ方面へ出かける人もバスより列車が有利です。
★ ムハンマド国際空港線。
エアポート駅発カサブランカ行きの列車は6〜22時の毎時00分と0時00分の18本が出ています。
料金は2等が35DH(約525円)で、空港からカサ・ヴォワジャー駅までは約38分です。
カサ・ポール駅発エアポート行きの列車は5〜22時の毎時30分に18本出ています。
カサ・ポール駅から行く場合は、隣のアイン・セバー駅まで行って乗り換えます。
エアポート行きの列車は、アイン・セバー駅から毎時57分に出ており(ここが始発駅)、
列車番号は「A7」とか「A13」とか「A」の付く特別な列車番号に成っています。
カサ・ヴォワジャー駅から乗る場合は3番ホームから毎時05分の発車に成っております
(駅の時刻表には07分発と成っていましたが、ホームの電光掲示板は05分でこちらが正しい)。
★ カサ・ヴォワジャー発マラケシュ行き。
カサブランカ(カサ・ヴォワジャー駅)からマラケシュへは1日に9本の列車が出ています。
5:50 6:50 8:50 10:50 12:50 14:50 16:50 18:50 20:50
所要時間は約3時間15分です。料金は解りませんが、空港からマラケシュまでが、
119DH(約1,785円)だっので、カサブランカからは85〜90DH(約1,275〜1,350円)と思われます。
※ カサブランカからの長距離バス。
カサブランカの長距離バスターミナルは、CTM(公営バス)は新市街の市内に在って便利ですが、
民営バスターミナルは市の中心地から東南に約4km離れた所に在り、アクセスが不便です。
CTMは主要各都市へ出ておりますので、CTMを利用した方が快適で解り易いと思います。
民営バスはモロッコ各地からカサブランカ行きのバスが出ており(遠距離の場合は夜行が多い)、
それと同じ様にカサブランカからは全国各地の殆どの町に向かってバスが出ています。
★ CTMの長距離バス。
CTMバスターミナルから出ている観光客にとって主要な行き先と本数を出しておきます。
運行本数や発車時間はとても流動的なので、大体の目安として考えておいて下さい。
マラケシュ 8:30 10:30 12:30 14:30 19:30 21:00 21:30 22:00 23:00
ワルザザード 21:00 21:30
ザゴラ 21:00
エッサウィラ 7:00 7:30 17:00
アガディール 7:00 8:30 10:00 12:30 14:30 19:30 23:30 23:15 23:30 23:45
タルーダント 22:00
メクネス 7:00 8:30 10:00 12:00 13:30 15:00 17:00 18:30 19:00 19:15
フェズ 7:00 9:00 10:00 12:00 13:30 15:00
17:00 18:30 19:00 19:15 20:00 21:00
タンジェ 6:00 6:30 11:00 14:30 18:30 23:45
ティトゥアン 6:00 16:00 23:30
ウジダ 20:00
★ CTMのカサブランカ・マラケシュ間のノンストップ・バス。
通常の定期バスの他に、ノンストップの急行バスが出ています(所要時間 約3時間30分)。
カサブランカ発マラケシュ行
7:15 8:30 10:00 11:30 14:30 17:00 19:30 20:00 21:30 22:00 23:10
マラケシュ発カサブランカ行
1:30 2:00 2:15 2:30 3:00 6:30 11:00 12:30 15:30 16:00 18:00
※ カサブランカで泊まった宿と安宿に付いて。
★ カサブランカのメディナにある安宿。
カサブランカの安宿はメディナの中と、新市街のCTMバスターミナルの近くに在りますが、
メディナの中は古い建物が多いので、それだけ新市街の宿よりも料金が安くなっています。
メディナの中でも特に安い、モロッコ人が使うような宿屋が集まっています所は、
言葉では表現出来ませんが、ユースホステルとグラン・モスクと三角形に当たる所に、
小さな三角形の広場あり(時計台から徒歩5分)、その周囲に7軒の安宿が集まっています。
「GIBRALTAR」、「MEDINA」、「DES AMIS」、「CANDITE」、「LONDON」、「CHICHAOUA」、「MARRAKECH」です。
料金は共同シャワーの有無で違ってきますが、シングルで50DH〜80DH(約750〜1,200円)、
ツインで100〜120DH(約1,500〜1,800円)という処が多い様です。
★ 今回泊まった「オーベルジュ・ド・ジュネス」に付いて。
「オーベルジュ・ド・ジュネス」とはユースホステルの事で、モロッコの主要都市にあります。
ユースホステルの常で、何処も比較的町外れの、観光には不便な所に在るものですが (^_^)、
カサブランカだけはメディナの中で、しかもカサ・ポール駅から歩いて10分以内に在ります。
メディナの中には在りませんが、観光をする足場として、比較的良い場所に在るのは、
マラケシュとフェズとメクネスのユースホステルがあげられます。
ここは建物の外見は汚いが、中は綺麗で明るく、部屋数も多く、サロンもとても広いです。
日本でもこれ程大きくて設備の良いユースホステルはなかなか無いでしょう。
シャワー・トイレは共同ですが、2ヵ所にトイレが八つ、シャワーが五つあります。
部屋にはコンセントが付いており、中央のサロン(食堂兼用)にもコンセントが有ります。
サロンにはテレビと無料で使い放題の、インターネット接続の2台のパソコンがあります。
ただしフランス語、アラビア語、英語のみで日本語は使えません。
料金は8人ドミトリーが45DH(約675円)、6人ドミトリーが50DH(約750円)、
ツインが120DH(約1,800円)、トリプルが180DH(約2,700円)と、色々と取り揃えて17室あります。
この宿泊料金にはコンチネンタル式の朝食が含まれており、
デニッシュやバケット等(その日によって違う)と、カフェオレかティが選べます。
モロッコの安宿としての全体的な評価は5段階中良い方の4クラスでしょう。
★ 今回泊まった「ホテル・カンディテ」に付いて。
このホテルはメディナの中の安宿が集まる三角広場に面して在る安宿の一軒で、
この界隈の安宿の中では比較的大きくて綺麗な(モロッコ人用の)安宿と言えます。
1階には食料品店が入っており、ホテルは2階と3階で、部屋数は全部で17室あります。
料金はトイレ共同で、シングルが50DH(約750円)でツインが100DH(約1,500円)です。
かつて有ったシャワーが壊れて使えない(水はかぶれる)ので、料金がとても安いのです。
自分が泊まったシングルの部屋は広くて明るく、広場に面したバルコニーが付いていました。
ダブルベッド(少し柔らかすぎる)の他にテーブルと椅子、小さなタンスが付いていました。
ここは室内にコンセントが有る、というのが部屋を決める大きな理由に成りました (^^ゞ
モロッコの安宿としての全体的な評価は5段階中少し悪い2クラスでしょう。
※ ラバトの町に付いて。
ラバトはモロッコの首都で、カサブランカと共に大きいだけで面白くない町という印象が有ります。
自分もそう思って行ったのですが、意外と見所があり、海も見られて飽きない町でした。
カサブランカと違い、この町には意外と史跡が多くあり、その見所に付いては別項で扱います。
古い町なので、やはりメディナが在りますが、小さくて道もかなり解りやすく成っております。
町はモロッコ定番の新市街とメディナの旧市街に分かれていますが、旅行者としては
メディナの方が、下町情緒があり、住んでいて飽きが来ません(夜は遅くまで少々うるさいが)。
他所の町からこの町への出入は、町の真ん中に鉄道の駅(ラバト・ヴィル駅)があるので、
鉄道を利用するのが1番便利です(長距離バスターミナルは中心部より少し離れた所に在る)。
ラバトはプーレグレグ川の対岸に「サレ」という町(11世紀頃に造られた)を持っています。
というよりもサレの町の新市街として出来たのがラバトなのです。
このサレという町のメディナはティトゥアン同様に観光客を意識していない所です。
街壁や門などはカサブランカやラバト以上に良く残っており、見所のひとつと言えます。
ラバトの生鮮食品や食料品、宿代などの値段は他の町よりも若干高目でした。
ラバトは他の町よりも、町の規模の割りにインターネット・カフェが少ない様に感じました。
※ ラバトの見所。
★ 「ハッサンの塔」と「ムハンマド5世霊廟」。
この2つは新市街の東側、プーレグレグ川の近くの高台に在ります。
「ハッサンの塔」は未完のミナレットで、高さが約44mありますが、完成していれば、
この2倍の高さに成っていたそうです。1195年から工事が始まったが、4年後に中止されました。
塔の南側にはモスクを作ろうとしていたのか多くの円柱が残っています(今は公園に成っている)。
この円柱の並ぶ広場の南側にある、衛兵に守られた大きな建物が「ムハンマド5世霊廟」で、
ここはフランスから独立を勝ち取った、前国王のムハンマド5世とその親族が安置されています。
このどちらも入場は無料で、外国人でも中へ入ってみる事が出来ます(団体さんが良く来る)。
円柱の在る広場にはベンチが置いてあり、休憩をするのにも良い所です。
★ 「シエラ」の遺跡。
「シエラ」は新市街の南側、ザイール門の外に在ります遺跡で、ローマ時代のサラの町です。
街壁の中には古代ローマ遺跡と14世紀のモスクというか墓地やミナレットの遺跡が残っています。
旧市街や新市街の中心部からは少し離れていますが、行ってみる価値は有るでしょう。
入場料は10DH(約150円)で、開場時間は 8:30〜18:00 と成っています。
★ 「ウダイヤのカスバ」周辺。
町の北側、プーレグレグ川の河口にある要塞で、カスバだけでなく庭園や博物館など、
色々な設備が複合的に構成されています。海岸側の城壁の上が展望台の広場に成っており、
大西洋やプーレグレグ川、その対岸に在るサレの町などの全貌が眺められます。
ここからは大西洋に沈む夕陽が眺められ、夕方はデイト・スポットに成っています。
「ウダイヤ博物館」は入場料が10DH(約150円)で、開場時間は 8:30〜18:30 と成っていますが、
12:00〜15:00までは昼休みになっています。
★ 灯台と近くの海岸。
メディナの西北にある「アロウ門」の北側へ、丘を降りて行くと海岸(磯に成っている)に出ます。
右側には灯台が在り、幹線道路を右へ曲り、灯台を過ぎて更に少し行くと海水浴場に出ます。
貸ボート屋、カフェ、シャワー等の設備があり、春から秋まで現地人海水浴客で賑わっています。
この海水浴場は、ウダイヤの展望台からの道を降りて行っても出られます。
海水浴場の手前(南側)にある長い堤防には道路が出来ており、その突端まで行けます。
この堤防からはウダイヤの要塞の全貌が眺められ、この堤防もデイト・スポットに成っています。
灯台付近からこの堤防に掛けては、やはり夕陽スポットに成っています。
★ 隣町サレ。
プーレグレグ川を挟んで対岸に在るサレの町は、11世紀に造られた街壁に囲まれた町で、
街壁や門など(13世紀頃に造られた)はラバトよりも良く残っております。
メディナの中は観光客を相手としない住民の為のスークがあり、見所となっています。
サレのメディナの中ではグラン・モスクとマドラサですが、正門のムリサ門も素晴らしいです。
北側の海岸線の街壁、砲台、砦などが比較的に良く残っており、見所のひとつに成っています。
※ ラバトで泊まった宿と安宿に付いて。
★ ラバトのメディナにある安宿。
ラバトの安宿はラバト・ヴィル駅の前にあるムハンマド5世通りをそのままメディナへ入ると、
左側にある市営マーケットの北側の道に面して5軒と、右側のモスク近くの路地に4軒あります。
メディナの中にはこの他にも数軒の安宿があり、安宿の選択には困りません。
全体的に値上がりしており、シャワー・トイレ共同のシングルが60〜70DH(約900〜1,050円)で、
ツインやダブルで100〜120DH(約1,500〜1,800円)というのが平均的な値段です。
共同シャワーの付いて無い宿ですと、シングルが50DH(約750円)程度であるでしょう。
★ 今回泊まった「ホテル・マグレブ・エル・ジャディド」に付いて。
この宿はムハンマド5世通りの右側にある、モスクの近くの路地を曲がった所に在ります、
4軒の安宿の一番手前に在る宿です(表通りから看板が見えますので解りやすい)。
室内を全てピンクに塗っているという、とてもユニークな宿です (^_^;
シャワー・トイレ付の部屋は無く、全てシャワー・トイレ共同の部屋です。
1階がレセプションと管理人室で、2階と3階が客室に成っており15部屋あります。
部屋代はシングルで70DH(約1,050円)とかなりの値上がりをしております。
シャワーは4階にひとつで、「地球の歩き方」では温水シャワーと有りますが、水シャワーのみで、
普段シャワー室には鍵が掛かっており、使用する時に鍵をもらって開ける必要があります。
部屋には洗面台が有りますが、コンセントが無く、管理人室のコンセントが使用できます。
部屋の電灯は明るく、各部屋とも外窓があり、明るい部屋です。ベッドは程好い硬さでした。
交代で泊まっている2人の管理人は多少英語が出来、なかなか親切でフレンドリーでした。
モロッコの安宿としての全体的な評価は5段階中普通の3クラスでしょう。
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